不安の海に溺れない
私は忙しい以外は元気で過ごしていますが、私の周りにはコロナ疲れ?で知らないうちに不安を抱えている人が多いです。
昨日同僚の様子がおかしかったので聞いてみるとまさにそれです。実は別の部署の方が亡くなったというメールがありました。今は在宅勤務か出向しているかでなかなか顔を合わせて話すということができないのですが、彼は出向先が同じビルなのでランチで会って話を聞きました。
すると漠然とした不安、例えば今の仕事は大丈夫なのかとか、コロナ不安、実家に行けない等色々あるなかで同僚が亡くなってその方には10歳の息子さんがいて残された夫さんの事を考えてしまうと言います。彼も小さい子供がいてもし自分だったらとか、奥さんが亡くなってしまったらと考えるとその考えがループしてしまうと言います。
そして別のことを考えて不安を消そうとしても、どうしても亡くなった同僚のこと、自分や家族の身に同じことが起こったらと考えると不安を噛み締めてしまうと言います。
私も同じようなことを経験したことがあります。
恋をしていた時に多かったかな? 不安があって仕方ない時とか、職場で上司と上手くいかない時、ハラスメントを受けてる時などなど、集中して考えない方が良いのは分かっているのに、つい考えてしまいます。
気を上手くそらしてあげるべく、バカな話題例えばちょっとエロい話題とかこの人が普段話すようなちょっと職場では不謹慎な話題を振っても全然ダメです。とてもそんな気分になれないと言います。
(重症だわ…)
私達は公園を歩いていたのですが、あまり人の通らない薄暗い階段を降りようとしていたら、ランチタイムなのに踊り場あたりでカップルが階段に寄りかかるように寝そべって抱き合っている場面に出くわしました。
!!!
女性が覆い被さるように…
一瞬 え?っとなって顔を見合わせて別の方向に歩いていると彼の顔が全然違う風に興奮しています。
見た?今の! (何してたかまでは見てません)
ああ、あんな風に、彼女の手が…
(さっき迄興味ないって言ってたよね)
そうしているうちに別の階段で今度は男性が半裸で日光浴していました。
ここの公園はビル街の都会のオアシス的な場所で日中は近くで働く人が殆どの場所です。半裸とか抱き合う男女なんて全く似合わない感じの場所です。
仕事に戻ってからもラインが来て、あの階段の有益な仕様方法を教えられたとか、明日アレ試してみようよとかバカな冗談が彼が普段の調子に戻ったのが分かりました。
(あなたねえ、こんなライン送って人事部に報告するよって私が怒るところまでがいつものパターン…)
セクハラ発言は褒められたモノではないですが、でも現実がこういうビジュアルを見せてくれてそれでちょっと気持ちが不安から削がれたのはヨカッタです。
今の社会情勢的に色々心配ごとは尽きませんが、ちょっとアドレナリンが出たり、クスッと笑えるようなこと、なんじゃこりゃな現実を引き寄せてみてください。
不安の海に浸るのは意外にクセになるというか、溺れやすく普段の気を逸らす方法が効かないこともあるのでちょっとぐらい過激でも私はオッケーにしています。もちろん個人的に許容範囲は違うので無理せずにね。