マカロンの賞のとり方
クリエイティブな分野の人向けに書いてみます。
以前にこんなのも書いているのでよかったらこちらも
この分野じゃない人も活用できるところだけでも参考にしてみてください。
これは私が実践する一例です。
1 コンテストを見つける
まずコンテストなりを見つけますよね。
情報の取り方、以前も書きましたが情報は知っているか知らないかなのでいつもアンテナを張っています。まずここからです。あなたが入賞できると思えるコンテストを探します。もちろん憧れの賞とか、取れたら夢のような賞もあると思います。
ここであなたの中に大谷翔平を呼び寄せてください。
応募するなら「夢とか憧れは封印して取って当然の自分を召喚させる」のです。
もちろんまあ最初だからどんなものか体験してみるみたいな気持ちで応募するのもいいですね。取るのは来年、再来年とかね。その準備として一度腕試し的に応募してみるというのもアリです。自分には無理かもとか思ってたら無理なので、私はコツコツ実績を作ります。(自信をつけます)
なので私は最初は小さい賞に応募するのをおすすめします。そういうのを次々に取って自信 cをつけます。
ここで「ワタシは今すぐに大きい夢を叶えたい」と思う方もいらっしゃるかと思います。
潜在意識的には全然余裕で可能だと思います。
ですが私はあまりオススメしません、それは余計な抵抗を産んでしまう気がするからです。もちろんあなたが自分の実力をどう思っているのかにも寄りますね。
もし既になれているなら全然焦る必要ないですよね。そういう気持ちでいるとあっさり取れてしまうかもしれません。
2 リサーチする
まずはリサーチです。応募期間、フォーマット、注意事項などは丁寧に読み込みます。まあここらへんは常識ですよね。
審査員、過去の入賞作品等のリサーチをして、どんな作品が賞をとっているか調べます。
3 傾向と対策
ここは考え方が別れると思います。
自分が良いと思う作品で賞を取るのか、徹底的に審査員が好むものを作るのか?
悩みどころですよね。
コマーシャルアートの方々は「クライアントの欲しいものを作る」という考え方に慣れていらっしゃると思うので問題ないですが、「自分の好きなものを作りたい」人はここのバランスが難しいところだと思います。
もちろん良い作品を作ることを目標にしてそれが結果的に審査員に気に入られ受賞するというのが一番ですが。
私は賞に応募する以上は受賞が目的なので、それに向かって頑張るタイプです。
4 どんな作品作るのか自我で考えてみる
普段どう考えているのかにも寄りますよね。
なにしろ「そう思えばそうなる」なので、あなたの潜在意識がどう考えているかに寄ります。実際傾向と対策をバッチリして賞を沢山取っているひともいますし、そんなこと考えないで「良いもの」を目指している人もいます。自分が圧倒的な実力を持っていると思えたら傾向なんて関係ないですし、何が何でも取って見せる…みたいな人は傾向に寄せてゆくでしょう。
あなたが「取れる」と思う方法でやってください。
私の場合は(審査員の皆さんに対して)「あなた方の欲しいのはこれでしょ、どうぞ」というような意識でやっています。(ちょい上から目線?)
5 作品づくり
傾向と対策で色々考えてこんな作品を作ろうということ、大体の方針は決まったと思います。作品を作る時に自我(エゴ)にちょっと引っ込んでてもらうんですよ。
それで「大いなる力」とつながる。
自分の自我を引っ込めて。中身(自分の体の中の自我が入ってる部分)を空にしてそこにそのチカラを降ろしてくるっていうイメージです。空にしてっていうのは実は正しくなくて自我を脇に退くというか、メインコントロール部分から一歩引いてメインコントロールを大いなる力に譲る、委ねるという感じ。
文章を書くひとなんかは 何かを降ろしてきて自動書記みたいになんてよく聞きますよね。
自我を全く入れてはいけないのかというとそんなことはなくて、この絵は「すべて曲線で」「テーマは春で色はグリーン」「とにかくイカ」「動物を浮世絵風で」程度のざっくりとした方向性は指示します。このへんはあなたの好きなようにやっちゃってください。
自分が全く興味のないものやキライなものでは難しいかもしれません。
この方法で偉大なるチカラと繋がって作品を作るとびっくりするものができます。自分で作ったのではないのでエゴは大人しいというか、本当にこれ私が作ったのか?という感じです。
ただ問題はいつでも、どこでも大いなる力と繋がれるか?という所ですね。
繋がれなくても何かをひねり出さなきゃいけないってことは多々あります。
6 応募後
制作期間は「エゴはすっこんでろ!」が効いていますのでおとなしいエゴですが、その後にエゴが大暴れするかもしれません。
「こんな作品じゃ入賞するわけない」「周りの人すごすぎる」みたいなやつです。「入賞しなかったらどうしよう」なんて不安を感じるかも。潜在意識やマカロンの言ってること本当だろうかなんて疑うかもしれません。
全然大丈夫です。
そういうものです。
ただここでエゴの囁きに耳を貸しすぎて乗っ取られないでください。
「エゴがうるさいなあ」程度で無視してくださいね。
「だってもうなっちゃっているんだもん!」
もしあなたの作品が大いなるチカラと繋がってできたものであればエゴは騒がないと思います。だってあなたのエゴは制作に一切関わってないので。笑
ここであなたの味方の現実からの挑戦が来て色々試練をぶつけてくるかもしれません。
なぜ味方というのかと言うと不安から意識を逸らせてくれるからです。
「電車に乗り遅れて間に合わない!」「使いたい絵の具が品切れ」みたいなことが起きて「間に合わせなきゃ!」ってことに意識が行くので「入賞するかどうか」みたいな不安を強制的に考える隙をなくすみたいに。
なんかトラブルが起こってわちゃわちゃしているうちに問題がなくなる…で気がつくと賞取ってた…みたいに(私の場合は)思い通りになります。
入賞しませんでした、みたいな結果になっても
それでもなり続けていると「入賞者に不正があり」みたいな理由で繰り上げ入選するとかね、面白いですよ。最後まで絶対に諦めない。
覚えていますか、「ムーンライト」のアカデミー賞は画期的でしたよね。
(まあここまでは実際大変ですよね・汗)
個人的に「うう、こんな作品が大賞取るなんて、なんでだ?」とかマーケティングの力で動員数増やしているけど「駄作だよなあ」と思うことあります。個人的な意見です。
実は自分の作品でも「これはちょっとなあ」というような納得がいかなくても時間やら諸事情でそのまま出してしまう(出さざるを得ない)ことはあります。
そういうのが受賞すると「ワタシはなにか間違っていたのだろうか?」と訳がわからなくなります。自分の美意識に自信を持っていて(これはイマイチ)と思うものが他人から高評価を受けると正直困ります。もちろんポジティブに「そういう見方もあるのね」と受け入れればいいのですが、自信がぐらつきます。
(正直自信作が評価されないよりも、駄作が評価される方が納得行きません。笑)
なので私の潜在意識が強すぎる?!のかわかりませんが、納得行かない作品でも受賞することはあります。
もしかしたら皆さんは「それはマカロンさんの目が厳しすぎで、他の人から見たらすばらしいのでは?」なんて思っているかな?
そしたらそっくりそのままその言葉をあなたにお返しします。笑
「自己評価って結構厳しいですよね」
7 最重要
とにかく作り出した作品は完成させること。
駄作でも、イマイチでも、なんでもとにかく完成させて発表しなければ評価される事はありません。出せばワンチャンあるかもしれないですから。
途中まで作った作品がいくつあっても、どこにも行けません。
これは本当に多くのアーティストがやってしまうことなので、潜在意識とは関係ないですが書いてみました。あなたには関係のないことだったり、説教臭かったらごめんなさい。
それでも入選しないことはあります。
沢山応募して分かったことですが、同じ作品を聞いたことない様な小さいコンテストに出して落ちたのに、有名な賞で受賞したりするって全然あります。
好き嫌いで選ばれることもあるでしょうし、審査員が大ボケしてる可能性もあります。
絶対的な評価ってないんです。
だからコンテストの結果で自分の才能を疑わないでください。
そこでは選ばれなかっただけでべつの場所では大賞取ったりするって普通にあります。
アイディアは死にません。
大切に取っておいて別の場所に持ってゆきましょう。